[RPGツクールMV Trinity]クラフトシステムを解説!鍛治・料理・錬金術と何でも対応可能![2020/1/10追記あり]

2020年6月27日

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小さな我が家へようこそ。いろはです。

今回は「RPGツクールMV Trinity(ツクトリ)」で公開中のゲーム「ニナの神隠し -brand new day-」で実装しているクラフトシステムについてご紹介します。

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クラフトシステム

クラフトシステムの内容

クラフトシステムでは、下記のようなことを実現します。
  • プレイヤーに作りたい物を選択させる。
  • 必要な材料を表示し、必要な材料を持っているかチェックする。
  • できるだけ処理を共通化させる。

クラフトシステムの実現方法

部品となるコモンイベント[2020/1/10追記あり]

まず初めに、下記のようなコモンイベント(部品)を作成します。
コモンイベント名実行内容備考実行内容の参考画像(画像クリックで拡大できます)[2020/1/10追記分]
作れる物を設定プレイヤーが作れる物を隠しアイテムで設定する。キャンセル用の隠しアイテムも設定しておきましょう。隠しアイテムについての記事はこちら!
作れる物をリセットプレイヤーに持たせた隠しアイテムを回収する。隠しアイテムを回収するときは、追加した順番とは逆の順番に回収しましょう。2回目以降の「アイテム選択の処理」でアイテム表示の順序が変わってしまうことがあります。
所持数チェック材料となるアイテムを必要な数以上持っているかをチェックする。このコモンイベントの詳細はこちら!左記リンクの記事をご確認ください。
クラフト時の演出クラフト時の効果音(SE)などの演出を設定する。なくても良いですが、演出を後で変えたくなった場合にあると便利です。
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大枠のクラフトシステム

部品となるコモンイベントを作成したら、クラフトシステムの大枠となるコモンイベントを作成します。

大枠の実行内容としては下記になります。
    1. 変数「ループ中断」に「0」を代入する
    2. ループ開始
      1. コモンイベント「作れる物を設定」を実行する
      2. 「アイテム選択の処理」でプレイヤーに作りたい物を選択させ、選択された隠しアイテムのアイテムIDを変数「temp」に格納する
      3. コモンイベント「作れる物をリセット」を実行する
      4. アイテム毎のコモンイベントを実行する(後述)。また、キャンセル用の処理も作成する
      5. 変数「ループ中断」が「1」ならループを中断する

アイテム毎のコモンイベント

作れるアイテム毎に下記のようなコモンイベントを作ります。
  1. 変数「temp」の値がnの場合は下記の処理を実行(nには隠しアイテムのアイテムIDを設定)
    1. 必要に応じて体力(HP)のチェックなどを行う
    2. クラフトに必要な材料についてメッセージを表示する
    3. アイテムを作るかどうか、選択肢を表示する
      • 作る場合は以降の処理を続行する
      • やめる場合は「イベント処理の中断」
    4. コモンイベント「所持数チェック」を利用して、必要な材料を持っているかチェックする
      • 材料が揃っている場合は以降の処理を続行する
      • 材料が足りない場合は処理を終了する
    5. コモンイベント「クラフト時の演出」を実行する
    6. 材料のアイテムの所持数を減らし、クラフトしたアイテムを追加する
    7. 変数「ループ中断」に「1」を代入する

まとめ

クラフトシステムは隠しアイテムのアイテムID管理や必要な材料の設定など、クラフト可能なアイテムを増やすほど作業量が多くなり、修正漏れが発生しやすくなるので注意が必要です。

ご参考になれば幸いです。

ツクール広場に作品を投稿していますので、よかったら遊んでみてください。
下記の記事でご紹介しています。


よかったら下記の記事もどうぞです。
以上、いろはでした。
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