[RPGツクールMV Trinity]HPゲージのHUD表示の方法を紹介!

2020年11月21日

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小さな我が家へようこそ。いろはです。

今回は「RPGツクールMV Trinity(ツクトリ)」の自作品「ニナの神隠し -brand new day-」で実装しているHP/MPゲージのHUD表示の方法をご紹介します。



画面上にキャラクターのHP/MP残量をゲージで表示できるようにするものです。
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HP/MPゲージの実現方法

コモンイベント「HP/MPゲージ表示」

まずは大枠となるコモンイベント「HP/MPゲージ表示」を作成します。
トリガーは「並列処理」、スイッチ「HP/MPゲージ表示オプション」とします。

実行内容としては下記になります。
  1. ウェイト:30フレーム。
  2. スイッチ「HP/MPゲージの表示禁止」がONの場合、ピクチャ1~4を消去し、イベント処理を中断。
  3. ピクチャ1(カラーボックス、左上(40,30)、拡大率(200%,20%))を表示する。
  4. ピクチャ2(カラーボックス、左上(40,60)、拡大率(200%,20%))を表示する。
  5. 後述のコモンイベント「HPゲージ表示」を実行する。
  6. ピクチャ3を色調変更でHPゲージの色に設定する。
  7. 後述のコモンイベント「MPゲージ表示」を実行する。
  8. ピクチャ4を色調変更でMPゲージの色に設定する。
ピクチャ1はHPゲージの最大値、ピクチャ2はMPゲージの最大値です。
HP/MPが減った時にこの部分の色が見えるようになります。

スイッチ「HP/MPゲージの表示禁止」はエンディングなど、HP/MPゲージを表示させたくない場合にONにします。
OFFにするのを忘れないようにご注意ください。
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コモンイベント「HPゲージ表示」

キャラクターのHPに応じて、幅を調整したゲージを表示させます。
ここでは、HPゲージの表示が20段階で変わるようにします。
  1. 変数「HP」にキャラクターのHPを代入する。
  2. 変数「最大HP」にキャラクターの最大HPを代入する。
  3. 変数「HP判定用」にキャラクターの最大HPを代入する。
  4. 変数「HP(1/20)」にキャラクターの最大HPを代入する。
  5. 変数「HP(1/20)」の数値を20で除算する。
  6. 変数「HPゲージ」に20を代入する。
  7. ループ開始
    1. 変数「HP」≧変数「HP判定用」の場合はループ中断、それ以外なら下記の処理を実行する。
      1. 変数「HP判定用」を変数「HP(1/20)」で減算する。
      2. 変数「HPゲージ」を1で減算する。
  8. ループ終了
  9. 変数「HPゲージ」=20の場合、ピクチャ3(カラーボックス、左上(40,30)、拡大率(200%,20%))を表示する。
  10. 変数「HPゲージ」=19の場合、ピクチャ3(カラーボックス、左上(40,30)、拡大率(190%,20%))を表示する。
  11. (変数「HPゲージ」=18~2も同様に設定する)
  12. 変数「HPゲージ」=1の場合、ピクチャ3(カラーボックス、左上(40,30)、拡大率(10%,20%))を表示する。
  13. 変数「HPゲージ」≦0の場合、ピクチャ3(カラーボックス、左上(40,30)、拡大率(1%,20%))を表示する。
これと同じようにコモンイベント「MPゲージ表示」も作成して、スイッチ「HP/MPゲージ表示オプション」をONにしたらゲージが表示されます。

ピクチャの拡大率も変数で指定できれば もっとスマートな処理にできますが、指定できず、ピクチャの使用数もできるだけ少なく節約したかったので、上記のような処理としています。
他に良い方法もあるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。

まとめ

HP/MPゲージでメニューを開かなくても大体の残りHP/MPを把握できるようになりますが、HUD表示は人によって好みが別れると思います。

オプションでプレイヤーが表示/非表示を切り替えられるようにすると良いですね。

ツクール広場に作品を投稿していますので、よかったら遊んでみてください。
下記の記事でご紹介しています。


よかったら下記の記事もどうぞです。
以上、いろはでした。
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