【詰将棋あり】シンプルだけど奥が深い!ボードゲーム「どうぶつしょうぎ」を紹介!
小さな我が家へようこそ。いろはです。
ここ最近、羽生義治永世七冠や藤井聡太七段(当時)で盛り上がりを見せている将棋界ですが、「どうぶつしょうぎ」はご存知でしょうか?
今回は「どうぶつしょうぎ」をご紹介します。
どうぶつしょうぎとは
将棋を普及させるために、女流棋士の北尾まどかさんが考案した新しい将棋です。
3×4マスの盤面と8枚の駒で遊べるように簡略化されており、駒には可愛い動物がデザインされています。
子ども向けと思われるかもしれませんが、大人でも楽しめる、シンプルで奥が深いゲームとなっています。
あそびかた
ならべかた
下記のように駒を並べます。
手前は森チーム、奥は空チームと呼びます。
あるきかた
動物は駒に書かれている●印のある方向のマスに1歩だけ進めます。
ただし、仲間の動物がいるマスには進めません。
交互に1手ずつ動物を動かしていきます。
下記がそれぞれの動物の特徴です
ライオン
全方向に進める王様です。
相手に捕まったら負けになります。
きりん
縦と横に進めます。
ぞう
斜めに進めます。
ひよこ
前にだけ進めます。
奥の段まで進むと、ニワトリに成長します。
ニワトリ
縦と横、斜め前に進めます。
将棋の金と同じ動きです。
なかまにする
- 相手の動物がいるマスに自分の動物を進めると、相手の動物を盤面から取り、自分の仲間にできます。
- 盤面から取った動物は、自分の番がきたとき、空いているマスならどこにでも配置できます。
- ニワトリを盤面に戻すときはひよこに戻ります。ひよこを奥の段に配置することもできますが、ニワトリにはなれません。
かちかた
キャッチまたはトライのどちらかで勝ちになります。
キャッチ
相手のライオンを捕まえたら勝ちです。
トライ
自分のライオンを奥の段まで進めたら勝ちです。
ただし、奥の段に進んでも、次の相手の番でライオンが捕まってしまう場合は負けになります。
そのほかのルール
- 動物が行ったり来たり、同じ局面が3回繰り替えされると引き分けになります。
- パスはできません。
- 将棋と異なり、2ひよこ(2歩)ができます。
- 将棋と異なり、打ちひよこ詰め(打ち歩詰め)ができます。
つみしょうぎ
対局例を紹介することも考えましたが、実際に遊んだほうが楽しいので、どうぶつしょうぎで詰将棋を作ってみました!
よかったら挑戦してみてください。
るーる
- 手前の森チームとして、奥の空チームに最短手順で勝ってください。
- 将棋の詰将棋とは異なり、必ず王手をかける必要はありません。
こたえあわせ
どうぶつしょうぎでは、縦の3列を左からA、B、Cと呼び、横の段を上から1、2、3、4と呼びます。
これは盤面にも書かれていますね。
例えば、一番左上のマスは「A1」と呼びます。
解答の表記方法
- 森チームが「A1」にきりんを進めたとき、「森A1きりん」と表記します。
- 森チームが「A1」にひよこを進めたとき、「森A1ひよこ→ニワトリ」と表記します。
- 空チームが「A1」に手持ちのひよこを配置したとき、「空A1ひよこ打」と表記します。
もんだい
もんだい1
手持ちはひよこだけです。
もんだい1のこたえ
- 森A3きりん
- 空A1ライオン
- 森A2ひよこ打
2手目に「空A3ライオン」の場合は「森B1ライオン」でトライです。
もんだい2
手持ちはひよこ、きりんです。
もんだい2のこたえ
- 森A2ひよこ打
- 空A2ライオン
- 森B3ぞう
- 空B3ひよこ
- 森B2きりん打
- 空A1ライオン
- 森B1きりん
- 空A2ライオン
- 森C1ライオン
9手詰と長めですが、打てる手は限られているので、簡単な方ではないでしょうか。
もんだい3
手持ちはひよこ2羽です。
もんだい3のこたえ
- 森A2ひよこ打
- 空A2ライオン
- 森A3きりん
- 空A3ぞう
- 森C1ライオン
ぞう2頭の連携を破ってのトライです。
もんだい4
手持ちはぞうだけです。
もんだい4のこたえ
- 森B2ぞう打
- 空A2ライオン
- 森C2ライオン
- 空B2ライオン
- 森B2ライオン
実際の対局でこのような状況になることはないと思いますが、パスができないルールを利用した勝ち方ですね。
もんだい5
手持ちはぞうだけです。
もんだい5のこたえ
- 森C1ぞう打
- 空C2ライオン
- 森A2ライオン
- 空B2ぞう
- 森B2ぞう
- 空A1ひよこ
- 森A1ライオン
最初に「森C1ひよこ→ニワトリ」とすると、手数が多くなります。
まとめ
どうぶつしょうぎの奥深さ、詰将棋で伝わったでしょうか。
対局はもっと面白く、将棋より短時間でできるので、ぜひ友人や家族と遊んでみてください。
子供がいる友人へのプレゼントにも良いかもしれませんね。
もしかしたら、それをきっかけに未来のプロ棋士が生まれるかも!?
以上、いろはでした。
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